秋の近郊日帰り探訪「千住の宿を歩く」

投稿日: 2014/12/03 16:43:54

東京足立同窓会と埼玉同窓会の交流会を開催しました。

8路線の電車が行き交う北千住駅、荒川と隅田川に挟まれた千住の町、

今年の秋の近郊日帰り探訪は、千住の町にスポットをあててみました。

今回初めて埼玉同窓会との共催で35名の参加者が二班に分かれ“歩いて

みよう千住の町~宿場町コース~”で歴史を再発見いたしました。11月

8日雨が降るでもなく、陽が照るでもなく、初冬を思わせる肌寒いお天気

でした。

宿場町通りには、お休み処「千住 街の駅」がありますが、ひたすら北

千住駅と足立学習センターの往復で、立ち寄ったことがありませんでした。

今回の企画でNPO法人千住文化普及会「千住街の駅」でスケジュールをお願

いし、ボランティアのガイド、スタッフの皆様の案内で歴史散策をいたしま

した。

朝10時集合、千住宿ジオラマで江戸時代の街並みの説明を受け、小型無

線機を携帯、小型無線機は後方にいても声が届き、聞き逃すということがな

く、交通の妨げにもならず全員安心な行動ができました。

千住は江戸時代宿場町、俳文紀行「奥の細道」の松尾芭蕉が千住で船を上

がり旅立った地、千住の魚河岸「足立市場」、やっちゃば、と呼ばれていま

す。語源は競るときにやっちゃえ、やっちゃえが訛ってこのように呼ばれる

ようになったそうです。花街も盛んだったようで、様々な事情で働かざるを

えなかったお話に感涙、遊女供養塔には、きれいなお花が手向けられて丁重

にお参りされています。紙問屋横山家住宅、東京にただ一軒残る絵馬屋吉田

家、千寿七福神のうち、氷川神社の弁財天(音楽や話ぶりが上手)、本氷川

神社の大黒天にお参り、本年も終わりよければすべて良しとなりますように!

都合のよいお願いをしました。

予定通り午後1時足立学習センター到着、学びピアの1階に芭蕉翁の像が鎮

座、「おぉ!千住の町を歩いてきたか?どうじゃったかな?」と訪ねている

ようでした。7階「さくら」で昼食、埼玉同窓会の皆様と懇談を持ち有意義

なひと時でした。3時間の行程を参加された皆様、ユーモア満載のガイドさ

んの説明に熱心に耳を傾けていました。

細い路地、商店街のそこここに江戸時代の名残が漂っている千住の町です。